
「最近、会話が減った気がする」「一緒にいるのに、なぜか距離を感じる」
ふとそんなふうに感じることはありませんか?
夫婦生活が長くなると会話というのは自然になくなっていくものですが、これは相手との信頼感が生まれ、いい意味でお互いに空気になっていくからです。
ですがなかには長い夫婦生活の中ですこしずつ心が離れ、関係がうまくいかなくなり会話が減っていっている場合もあります。
このようにふたりの心が離れてしまう原因の多くは、日常のちょっとした言動の積み重ねにあります。
特別なケンカや事件がなくても、普段の言葉の「言い方」や「態度」一つで、相手を傷つけてしまうことがあるのです。
本記事では夫婦円満を遠ざけるNGな言動を6つ紹介します。
今現在、夫婦仲がうまくいっていないな~と感じている方も、自分のNG行動に気づき、改善していくことで食卓に笑顔がもどってきますよ!
夫婦円満が壊れる原因は「気づかぬすれ違い」
長年一緒に暮らしていると、つい「言わなくても分かるでしょ」と思いをつたえることを省いてしまいがちです。
しかし! 夫婦といえども赤の他人。気持ちはちゃんと言葉にしなければ相手に伝わりません。
しかし厄介なのは悪気がなくても、相手にとっては「冷たい」「傷つく」と感じる言動があること。あなたにその気がなくてもすべては受け取りて次第なんですね。
それが積もり積もると不満や不信感に発展し、心が離れて関係がぎくしゃくしてしまうのです。
だからこそ普段の言葉使いや、相手がこれを言われてどう感じるか? と常に意識しながらコミュニケーションをとることが夫婦円満のカギになります。
気づかずにやってるかも? 夫婦の歯車を壊すNG行動6選
1. 相手を否定する言い方
「だからあなたはダメなのよ」
「またその話?」
「どうせ分かってないでしょ」
このような言葉を日常的に言ってしまっている場合は注意が必要です。
このような否定的な言葉は本人にとってクセのようなもので、本人も意識していないうちに言ってしまっている場合が多いからです。そしてこのような否定的な言葉は相手の自己肯定感を削り、信頼関係をすこしずつ壊してしまいます。
思い返してみて「たしかについ反射的にこんなことをいってしまっているな~」と感じている方がいましたら、まずは相手の話を受け止めるようにしましょう。
否定から入るのではなく、「そうなんだね」「大変だったね」と冒頭に一言加えるだけで印象は大きく変わりますし、その後の会話も相手の心に染みこみやすくなります。
2. 感謝や労いの言葉がない
「やってもらって当たり前」、これが一番ダメです。
思考としては一番アウトです。
しかし無意識のうちにそう思ってしまっている人は意外に多いです。しかも厄介なことに自分ではあたりまえに思ってしまっていることに自分で気づくことは難しいんです。
もし、今この記事を読んでいただいている方のなかに「あたりまえになってるな~」と感じる人がいるのであれば今からでも間に合います!
今晩にでもひとこと「ありがとう」と伝えてみましょう。
仕事の帰りに花でも買っていってあげたりするとなおいいかもしれませんね。感謝の気持ちを持ってもらえることは誰だって嬉しいものです。
逆に感謝の言葉がなければ、あなたのためにと思ってやっていたことがストレスや不満に変わり、どこかで爆発してしまうかもしれません。
爆発する分にはまだいいかもですが、心が完全に離れてしまうと円満な夫婦生活をおくることがとても難しくなってしまいます。
今日からでも間に合います。「ありがとう」と伝える習慣を是非始めていきましょうね。
3. スマホばかり見て会話しない
これはもはや現代病ですね。
リビングにいるときも、食事中も、就寝前も、スマホに夢中。
ひさしぶりの家族の旅行中でもスマホで芸能ニュースやSNSを見ている人がとても多いです。これは夫婦に限らず友人同士でも一緒にいて不快に感じるのではないでしょうか?
もしあなたのパートナーが旅行中や食事中にスマホばかりでろくに会話もなかったら、あなたは「自分といても楽しくないのかな?」と感じてしまいませんか?
そんな時間があたりまえになっていくと相手に興味がなくなってしまう可能性があります。団らんの合間にそのような時間がある分には構いませんが、普段からろくに話をせずにスマホばかり見ている人は少しでもいいので「相手の顔を見て会話する時間」を持つことを意識しましょう。
4. 話を最後まで聞かずに遮る
相手の話は最期までちゃんと聞きましょう。
なにあたりまえのことを言っているんだと思われるかもしれませんが、相手が話をしている途中で割り込んでしまう人は意外と多いものです。
相手の話を最後まで聞かずに話に割り込んでしまうと相手は不快に感じますし、相手の話に対して勝手に結論を出してしまうと相手は「話してもムダ」だとコミュニケーションをとることをあきらめてしまいます。
夫婦の間に限らず、普段からこのように話に割り込んでしまう癖がある人は、最後まで耳を傾けることを習慣づけるようにしましょう。
たとえ自分と意見が違っても「まずは話を聞くこと」。これを実践するだけでも二人の関係はかなり良くなっていくはずです。
5. 他人と比較する
「〇〇さんの奥さんはもっと気が利くのに」
「△△くんのパパはもっと家事を手伝ってくれてるよ!」
このような他人との比較は相手に強いストレスや劣等感を与えます。
とくに現代ではSNSなどで他人の生活を簡単に知ることができてしまいます。その内容を鵜呑みにしてパートナーに詰め寄ってしまうんですね。
気持ちはわかります。でも、よそはよそ、うちはうちです。
あなたのパートナーはあなたのためにしっかりしてくれていますよ?
知らない他人の生活と比較するまえに、あなたのために動いてくれているということに感謝の気持ちをもちましょうね。
話をするのはそれからです。
あと、SNSの投稿を鵜呑みにするのはやめましょうね。とくに他人が羨ましがるようなきらびやかな投稿をしている人は注目をされるために内容を作っていることが多いんですよ。
6. 家事・育児の不公平を放置
「育児を手伝うよ!」
この発言は地雷です。
要注意とかいうレベルではありません。これを言ってしまったら最後、もうあなたたち夫婦はおしまいです。
というのは冗談ですが、女性にとってはそれぐらいショックが大きい言葉だと思っておいた方がいいです。
なぜなら家事や育児は「手伝うもの」ではなく、夫婦で助け合いながら行っていくものだからです。とくに共働きがあたりまえの現代では、どちらかに負担が偏っていると不満が膨れ上がり、やがては爆発して修復ができないところまでいってしまうかもしれません。
夫婦生活がはじまる前、または子育てがはじまるタイミングなどで家事などの役割分担をきちんと話し合っておきましょう。そしてお互いにしてくれたことにたいして「ありがとう」と伝えあうことが大切です。
このような小さな積み重ねが良い夫婦関係を保つための秘訣です。
もし亭主関白なんて時代錯誤な価値観をもっているとしたら今すぐにでも捨ててくださいね。
円満な夫婦関係を取り戻す方法
もしあなたが夫婦関係について悩みを持っているのであれば、これまで紹介したもののなかに自分にあてはまるものがないか思い返してみてください。
もしあてはまるものがあるのであれば考え方をあらため、「前向きな感謝を伝える」「相手の言葉に耳を傾ける」など少しずつ日常を改善する努力をしましょう。
大丈夫。時間はかかると思いますがあなたが気づき、努力することで少しずつ食卓に笑顔は戻ってくるはずです。
まずは「おはよう」と「ありがとう」を伝えることから始めましょう。
そしてお互いに直してほしいと思っているところがあるのであれば、月に一度でもいいので話し合う機会を設けるようにしましょ。
それだけでも10年後、20年後は家族のカタチが変わってくるはずです。
まとめ
夫婦関係は、魔法のように一瞬で壊れたり治ったりするものではありません。
壊れていくのはゆっくりですし、治っていくのもゆっくりです。
もし最近、夫婦関係がうまくいっていないな~と感じているのであれば、自分の普段の行動や言動が相手を傷つけているのではないか一度疑ってみましょうね。
今回紹介させていただいた特徴を自分に当てはめてみるのもいいですし、友人などに相談してみるのもいいかしれません。
そしてもし、自分の行動があいてを傷つけていたのであれば努力をして改善していくことが夫婦円満への第一歩です。
「ありがとう」や「ごめんね」などの何気ない一言がパートナーとの関係を大きく変えるかもしれません。
今日から笑顔溢れる食卓を作っていきませんか?
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