「部屋にカメムシがでた」、「ドアの隙間やベランダにカメムシが張り付いている」とお困りではありませんか?
カメムシはわずかな隙間があれば簡単に室内入ってきてしまいます。しかも退治しようとして刺激をあたえれば、身を守るために強烈な悪臭成分を分泌します。
そのため、ハエや蚊のように叩いたり、慌てて掃除機で吸ったりするのは絶対にNG。
ではカメムシがでたらどうすればいいのでしょうか?
この記事では、カメムシに悪臭を出させずに安全に退治する方法や臭いが付いたときの臭いの取り方、部屋に入れないための予防策まで徹底解説します。
今まさに目の前にカメムシがいる方も、落ち着いて対処できるよう分かりやすくまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
カメムシに悪臭を出させない!効果的な退治方法3選
カメムシ退治で最も大切なのは「刺激を与えないこと」です。
カメムシは刺激を与えると臭腺と呼ばれる器官から臭いのある成分を分泌します。この臭いがなかなか刺激的なんですよね。
臭いを防ぐためには一瞬で動きを止めるか、密閉して臭いを閉じ込めるの方法が鉄則。家にある身近なアイテムや市販のスプレーなどで簡単に対処する方法をご紹介します!

① 凍結スプレー(殺虫成分ゼロで一瞬で固める)
最も手軽で確実なのが、マイナス数十度の冷気で一瞬にして凍らせる「凍結スプレー」です。
一瞬で凍らせるため、 悪臭を出す隙すら与えずにノックアウトできます。また、化学成分が含まれていないので、小さなお子様やペットがいる環境でも安心して使用できます。
一般的な殺虫スプレーでは、カメムシがノックアウトされる前に悪臭を出される可能性が合るので、凍結スプレーはとても効果的です。
プラスチック製品や木製家具などに大量にかかってしまうとひびわれしたり、変質してしまったりするので注意が必要です。
② 自作ペットボトルトラップ
どのご家庭にもある、ペットボトルを使った簡単なトラップの作り方を紹介します。

ペットボトルトラップの作り方
- 500mlの空ペットボトルの上部1/3(飲み口側)をハサミで切り離す。
- 切り取った上部を逆さまにして、下半分のボトルに漏斗(じょうご)のように差し込む。
- 底に食器用の中性洗剤を底から数ミリ~1cm程入れておく。
トラップの使い方
壁などに止まっているカメムシの真下にこのトラップを近づけます。
カメムシに紙や割り箸などで上からツンと軽く触れると、下にポトンと落下して自らトラップへ落ちていきます。
カメムシは攻撃を受けると、飛んで逃げるのではなく真下に落ちる習性があるのでこのトラップで簡単に捕獲することができるのです。
中には液体洗剤が入っていますので一瞬で窒息させることができますし、臭いを出されることもなく退治することができます。
③ ガムテープで密閉(背中からそっと貼り付けて包む)
道具がないときでもすぐできるのが、粘着力の強い布ガムテープを使った捕獲です。
使い方
- ガムテープを長めに切る。
- カメムシの背後から、驚かせないようにそっと背中にペタッと貼り付ける。
- 絶対に上から潰さないよう注意しながら、テープを半分に折ってカメムシをふんわり包み込む。
- 四方の隙間を指でしっかり圧着して「完全密閉」し、そのままゴミ箱へ捨てる。
ガムテープでそっと捕まえて密閉することで、臭いを出させることなく簡単に駆除することができます。
【絶対NG】やってはいけない駆除方法
とつぜん目の前にカメムシが現れると焦ってやってしまいがちですが、被害を何倍にも拡大させてしまうNG行動が2つあります。
掃除機で吸い取るのはNG
「手で触りたくないから」と掃除機で吸い込むのは絶対にNG!
掃除機に巻き込まれたカメムシは防衛反射で悪臭を放出します。
そして掃除機の排気口から悪臭が勢いよく放たれ、部屋中が地獄のような臭いに包まれます。さらにカメムシの臭いには油分が含まれているため、掃除機内部についた臭いは簡単にはとれません。
掃除機を使用するたびに悪臭がして、最悪の場合には本体を買い替える羽目になることもあります。
もしもカメムシを掃除機で吸い込んでしまった場合はすぐに電源を切り、ダストカップを清掃し、紙フィルターの場合は捨ててください。
ホースも外して清掃してください。
カメムシを叩く・潰すのはNG
カメムシを叩き潰すと、体内から最大濃度の悪臭液が一気に飛び散ります。
さらにカメムシの臭い成分には親油性の油分が含まれています。そのため床や壁に付着してしまうと臭いが浸透してしまい、数日間臭いが取れなくなります。
また、カメムシの体液にはアルデヒドという成分が含まれており、これが肌に付着すると皮膚炎を引き起こします。
カメムシの臭いが付いてしまったときの対処法
「うっかり触ってしまった」
「洗濯物に臭いがついてしまった」
すぐにでも水やハンドソープで洗いたくなると思いますが、カメムシの臭いは油分を含んでいるので、水などであらっても落ちません。
手にカメムシの臭いがついてしまったときは?
水やハンドソープで洗う前に、まずはクレンジングオイルや食用油などで手を洗います。カメムシの悪臭成分であるアルデヒド類は油に溶けやすい「親油性」という性質を持っています。
そのため同じ油分であるクレンジングオイルなどで洗えば、カメムシの臭いは油分に溶けだしてくれるのです。
まずは油で洗い、そのあとでハンドソープやせっけんで手を洗えば臭いを落とすことができます。
服や布製品にカメムシの臭いがついてしまったときは?
服や布製品にカメムシの臭いがついてしまったときの対処法はいろいろありますが、ここでは簡単にできる方法を2つ紹介します。
食器用中性洗剤で洗う
臭いの強い部分に中性洗剤を直接垂らします。量は数滴で大丈夫です。
指で優しくもみ洗いした後にぬるま湯で流し、そのあとに洗濯機で洗濯をすれば臭いが取れます。
- なぜ中性洗剤で臭いがとれるのか?
-
食器用洗剤には界面活性剤という成分が入っています。界面活性剤には水と油を混ぜる効果があり、この成分のおかげで水洗いだけでは落ちないカメムシの臭いを落とすことができるんです。
- 洗濯用洗剤にも界面活性剤が入っているからそのまま洗濯じゃダメなの?
-
洗濯用洗剤にも入っていますが、洗濯機は大量の水で全体を洗うという構造なのでカメムシの臭いをピンポイントで落とすことができません。臭いが十分にとれないままグルグルと回されて、全体に臭いが移ってしまう可能性があります。
アイロンやドライヤーで乾かす
カメムシの臭いの元である「アルデヒド類」には揮発性があります。なので、ドライヤーなどの熱をあてると気化して衣類などから臭いを追い出してくれます。
注意熱をあてても臭いが消えるわけではなく空気中に放出されるだけなので、熱をあてて対処する際は換気をしっかりしながら行いましょう。
カメムシを室内へ侵入させない予防策
カメムシには光に引き寄せられる「走光性」という習性があるので、窓から漏れる光に引き寄せられます。さらにカメムシは2mmほどの隙間があれば侵入することが可能だと言われています。
室内での対策も大切ですが、そもそも「家に入らせない」対策をしておかないとストレスは減らせません。
そこでカメムシの侵入を防ぐ簡単な方法をご紹介します。
カメムシが入ってくる隙間をなくす
カメムシの王道の侵入ルートは窓です。窓とサッシの間には隙間が生まれやすく、カメムシの絶好の入り口になってしまいます。
そこで簡単に隙間をなくす方法をご紹介!
網戸を右側で固定する

これは方法というか豆知識です。
日本の一般的な引き戸は右側の窓が室内側にくるような構造になっています。
そのため網戸を右側に固定しておけば左の窓と網戸の間の隙間はなくなるのですが、左に網戸を固定させた場合は窓と窓の間に隙間ができてしまい、そこからカメムシは入ってきてしまいます。
隙間に「隙間テープ」を貼る
それでも隙間ができてしまう場合には「隙間テープ」の使用がおすすめです。

隙間テープを使用することで窓とサッシの間にできるわずかな隙間を埋めることができます。
ここの隙間を埋めることで、カメムシの侵入をかなり防ぐことができますよ。
エアコンのホースを対策

エアコンのドレンホースもカメムシの絶好の侵入ルートになっていまいます。
入り口が地面近くにあるためカメムシも入りやすく、一本のホースで室内までつながっているため簡単に室内に入ってきてしまうんです。
「防虫キャップ」や「ネット」などで入り口を対策しておけばカメムシだけではなく、他の虫の侵入もかなり防ぐことができます。
洗濯物を取り入れる際に注意
外で干している洗濯物を取り込む際に、カメムシを一緒に家に入れてしまっている場合があります。
カメムシは白くて明るい場所や、暖かい場所を好む習性があるので、外で干している洗濯物にカメムシがくっ付いていることがよくあるんですね。
洗濯物を取り入れる際は面倒かもしれませんが、カメムシがいないか注意深く確認することが家に入れないための予防になります。
カメムシが大量発生する時期
カメムシ大量発生のピークは春と秋の2回!
とくに秋(9月~11月頃)は越冬のために温かい場所を求めて室内に入ってくるので対策が必要です。
もうひとつのピークである春(4月~5月頃)は冬眠から目覚め、エサや交尾相手を求めて活発に飛び回り始める時期です。春にカメムシを見かけるようになるのはこれが原因なんですね。
春と秋、特に秋は洗濯物に入り込んだり、家の中に入ってきたり日当たりの良い南側にびっしり張り付いたりとトラブルが多発します。
大量発生のニュースが出始める前(9月上旬〜中旬)にベランダの忌避剤設置や窓の隙間ガードを済ませておくのが、被害を防ぐ最大のコツです。
山にいるカメムシは杉やヒノキの実を好んで食べます。
そのため花粉が多い報道があった年はカメムシが大量発生しやすい傾向にあります。
まとめ
カメムシ対策の基本は「刺激を与えないこと」
- 室内で見かけたら凍結スプレーやペットボトルトラップ、ガムテープなどで退治する。退治するとき掃除機で吸い取ったり、つぶしたりは絶対にしないこと。
- 手に臭いが付いたときはクレンジングオイルなどで洗ってからハンドソープなどで手を洗う。服に着いたときは中性洗剤などで洗ってから洗濯機に入れる。臭いが付いたところをドライヤーなどで乾かすことも有効。
- カメムシを室内入らせない方法は「隙間」を徹底的になくすこと。
- 春と秋はカメムシが活発になる時期なので、隙間予防を強化したり、洗濯物を取り入れる際はカメムシが入り込んでいないかチラッとチェックするようにしましょうね。
カメムシが出てもパニックにならず、冷静に対処しましょう。
臭いも洗い方ひとつで簡単に取れます。
まずは身近なガムテープや専用スプレーを常備し、隙間を対策するだけで快適で安心な空間を守れます!
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